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尾道ベッチャー祭 2020年11月4日放送
三体の鬼神が町を練り歩き「無病息災」を願う「尾道ベッチャー祭り」が11月1日から3日にかけて尾道市内中心部で行われました。
ベッチャー祭りは、東土堂町の吉備津彦神社の例祭で、江戸時代後期に、尾道で疫病が蔓延した際に、病魔退散を願い始まったとされています。
尾道でイベントや祭が中止になる中、神社総代会では、祭りの起源が、疫病退散・無病息災である事から、開催を決定。神輿担ぎを縮小するなどして実施しました。
「ベタ・ソバ・ショーキー」の三体の鬼神が持つ「祝い棒」や「ささら竹」で叩かれると、1年間 健康で元気に過ごせると言われています。今年は、新型コロナウイルスの終息も願い、三鬼神が訪れた人々の頭などを叩いていました。
嫌がる子どもを、大人が抱きかかえて差し出し、三鬼神の行く先々では、子ども達の泣き叫ぶ声が響き、年配者は静かに手を合わせていました。
ベタ・ソバ・ショーキーが太鼓を打つ「面太鼓」が、例年より多い、3ケ所で行われ、病魔を吹き飛ばす勇壮な音色を響かせていました、
最後に、吉備津彦神社の境内で、担ぎ手たちが神輿を勢いよく振り回す「宙回し」が披露され、見物客から大きな拍手が上がっていました。
ベッチャー祭りは、1807年・文化四年に、当時の町奉行が吉備津彦神社などに病魔退散の祈願を依頼したのが始まりとされている神事で、尾道市の無形民俗文化財に指定されています。
この、尾道ベッチャー祭りの模様は、11月2日に行なわれた「奉納太鼓」と合わせて、11月末と2021年の新年にも放送予定です。お楽しみに!!
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